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経済は感情で動く―― はじめての行動経済学
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| 分類: | 本
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| 参考価格: | ¥ 1,680 (消費税込)
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人間が合理的に行動しないときのパターン 「ゲームの理論」「利己的な遺伝子」なんかを読んでいると、人間を含む動物の行動は合理的なのだと感心します。一方で私たちは実社会で不合理な行動をとることが多々あります(ギャンブルとか、喫煙とか)。
その不合理にはパターンがあり、「行動経済学」用語と興味深い例え話で、いくつかを説明しています。
たとえば、扁桃腺除去手術をするかどうかと、ある小児科意思に診断させます。A先生は45%に手術をすすめました。次にB先生に、A先生が手術をすすめなかった子供をみてもらいます。すると、そのうち46%の子供に除去をすすめます。B先生がすすめなかった子供たちをC先生にみてもらいます。C先生は44%の子供に除去をすすめたそうです。これはジョークではなく、本当にあった話だったとか。
「子供のうち45%が扁桃腺除去が必要だ」という統計があるのだそうです。医師たちは、その偏見にひっぱられてします。これを「アンカリング効果」と呼びます。つまり、「印象に残った数字や物が錨としておろされ、判断に影響を与えること」と説明します。
内容は教科書的なのですが、よくできたエデュテイメント本にしあがっています。退屈することなく、一気に読めました。
翻訳も日本の読者のことを考え、例文を日本文化にあったものにかえているようです(作者はイタリア人なので、直訳ではわからなくなるという判断だったのでしょう)。言葉の翻訳だけでなく、文化の翻訳もうまくいっており、読みやすく気品もある翻訳でした。訳者にも5星をつけたいです。
また、この本とは逆のアプローチで「人は意外に合理的 新しい経済学で日常生活を読み解く」という本もおすすめです。
普段の何気ない行動が気になりだす一冊 行動経済学というタイトルになっていますが、本当は心理学の要素が強いように感じました。
・リスクを回避するために、さらに大きなリスクを取ってしまう
・選択肢が増えるほど、選択しなくなる
・人の意見を聞くと、自分も同じ方向に考えがいってしまう
など、普段の生活の中で確かにあるな?という事例が数多く記載されています。
後半は、やや冗長な気がしますが、最後まで楽しく読むことができました。
資本主義経済の根幹を揺さぶる予感が満載 行動経済学、が流行なので、入門書と思って本書を読んでみましたが、
結構、おもしろかったです。ただ「経済学」というより「心理学」「認知
心理学」とか「人類学」に近い話題が多かったでしょうか?
本書を読んで一番理解できたのは、自分を含めて、「お金がからむ
局面になると、経済合理的な判断をする」「もっとも得をする選択、決断を
心がけている」と思って日々暮らしているのですが、刷り込まれた常識は
間違いであって、決して合理的な判断ばかりをしているわけではない、という
まあ、当たり前といえば当たり前のことを、実験心理学や脳を持ち出して、
納得がいくような解説が展開されているところです。
ただし、行動経済学にせよ、神経経済学のせよ、「経済人」という、とり
あえず、経済合理的な選択、嗜好、決定、行動を行うという、なんとも
都合のいい大前提の下に成立してきた、数理論理的な現代資本主義、
自由主義経済における経済学の諸理論が、昨今の経済危機も含めて、多いに
「人間不在」が疑問視されている昨今、本書で登場するような、
経済の最少単位としての人間個人の選択、決定、嗜好、行動、錯覚などが、
テクノロジーの進歩のおかげでしょう、随分と解明されてくるにつれ、
既存の経済学諸説が根底から覆るような日もやってくるのではないでしょうか?
本書自体は、クイズ形式にも似て、楽しいパズル風な啓蒙書ですが、そういう
壮大な学術的な影響度を想像するにつれ、感情+理性=人間の認知と行動と、
経済社会の枠組みという、巨大な相関関係が垣間見えて、知的好奇心をくす
ぐられます。今日明日の買い物に役立つかどうか、はちょっと疑問ですけどね。
難点は、読んでいて途中で飽きてくることです。
タイトルの勝利でしょうか 面白そうなタイトルに集約されているような気がします。
「ほぉ」「へぇ」というネタは、前半部分のほうが濃かった気がします。
基本的には、流通系の方であれば知られているネタもあったりしまして、後半部分は冗長な気もしました。
内容はたっぷり詰め込まれています やや回りくどいとも思われましたが、読んでいて理解できてきました。タイトルが刺激的で購入しました。翻訳は結構読みやすいと感じました。すべてが感情で動いているかどうかは判断できないと思うのですが、少し見方を変える練習と思い、最後まで読んだ本です。
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